緑のクラスTシャツのメリットとは?緑と相性のよいプリントカラーも紹介
緑のクラスTシャツのメリットとは?緑と相性のよいプリントカラーも紹介
今回は緑のクラスTシャツのメリットについて、緑と相性のよいプリントカラーについても交えて紹介します。この記事を読んで緑色の種類やおすすめのプリント色も理解し、クラスTシャツのアイディアを広げていきましょう。
目次
緑のクラスTシャツを作るメリット
緑は植物の葉など自然界にも身近にある色ですが、クラスTシャツではどのようなメリットがあるのかを解説します。
ポジティブな印象で調和性をアピールできる
緑色は木々などの植物が生長する姿から、ポジティブな印象を与え調和性をアピールできます。自然界に存在する緑色は植物を表すイメージでもあり、私たち人間は植物を見ると穏やかな気持ちになります。ポジティブといえば情熱的なイメージを持つ赤もありますが、赤は時に主張が強過ぎるイメージもあるでしょう、赤と比較すると緑は主張が強くない分、調和性がとれて周りと対立しにくい印象があります。
緊張をほぐし人を癒す効果が出せる
植物を見るとリラックスするように、緑色は見るものの緊張をほぐし、人を癒す効果があります。気分転換に山道をドライブしたり、公園で自然散策したりして心が癒やされたことは、だれしも経験しているのではないでしょうか。
屋内で勉強をしていたりパソコンを見ていたりしてから、目が疲れたときに遠くに見える自然の景色を見るのもよいでしょう。目がリラックスして心もリフレッシュし、授業やパソコンを使った課題にも集中して取り組めます。
平和で落ち着きのある印象を与えられる
赤などの暖色と青などの寒色の間に位置する緑は「中間色」と呼ばれ、平和で落ち着きのある印象を与えます。色としても緑は暑さや寒さをイメージしにくい色のため、中立的な立場を取り持てるともいえます。
緑色は平和で調和性の取れた穏やかな印象のほかにも、イメージどおりのものもあれば意外なイメージもあります。古代エジプトでは植物がたくましく生長する力強さから、緑は「魔除け」と伝えられていました。クレオパトラが魔除けのために緑のアイシャドウを付けていたともいわれており、人々が少しでも長く生きたいという願望が伝わります。
また、緑色の印象がある植物は光合成で二酸化酸素を酸素に変える働きを持ち、私たちにとってかけがえのない存在です。木の伐採による砂漠化や酸性雨の問題など、「地球環境の保護」を意味する色としての役割を示すこともあります。
緑にもさまざまな種類の緑がある
緑にも彩度や明度によってさまざまな種類があるため、どのような緑にするか悩むこともあるでしょう。ここでは一般的によく使われている緑色のTシャツを9種類、イメージも合わせて表にまとめました。
緑色の種類とイメージ
アイスグリーン |
涼しげ、美しい |
アクア |
爽やか、創造的 |
グリーン |
ナチュラル、平和 |
ブライトグリーン |
快活、はっきりしている |
ライトグリーン |
はじまり、旅立ち |
ライム |
爽快感、甘酸っぱい |
ミントグリーン |
甘くて爽やか、おしゃれ |
サンドカーキ |
大人っぽい、落ち着きがある |
アーミーグリーン |
かっこいい、計画的 |
緑のクラスTシャツを作るときのポイント
緑のクラスTシャツを作るときのポイントですが、以下の3つ押さえておけばセンスのよいTシャツが作れます。
Tシャツとプリント色の相性を考える
緑のTシャツは濃い色から薄い色まであるため、Tシャツとプリント色の相性を考えて作るとよいでしょう。たとえば、Tシャツの生地が濃い緑色に色の濃いプリント色を合わせると、はっきりするため遠くからも見えやすくなります。
しかし、濃い緑と茶色などの組み合わせのように、遠くから見ると何が書いてあるかわかりにくいこともあります。濃い緑色のTシャツにするなら白に近い緑にしたり、真っ白や黄色など遠くからも見えたりするかを基準に選んでみてください。フォントやロゴに縁取りとして別の色をつけて工夫すると、濃い色の組み合わせであってもわかりやすいでしょう。
コントラストにも注意する
緑のTシャツを作るときはTシャツの生地と、プリント色のコントラストにも注意しなければなりません。コントラストには明るさを表す「明度」と、色の鮮やかさを示す「彩度」の2種類があります。
明度は白が多いほど明るく黒が多いほど暗くなるのに対して、彩度は上がるほど鮮やかになり下がるほど白黒などの無彩色になります。たとえば、明度が高いTシャツをベースにロゴやイラストをプリントするなら、明度の低いプリント色を選ぶと失敗しにくいでしょう。彩度が高いTシャツと彩度の低いプリント色の組み合わせは、遠近に関係なく調和が取れたデザインになるでしょう。
補色の関係
コントラストに関して赤や黄・緑や青といった色相に関しても、Tシャツの色の明るさによって切っても切り離せません。色を12色もしくは24色を円で表した「色相環」で、緑と赤紫などの向かい側同士の関係(補色の関係)は、色が異なっていても相性がよいといわれています。ほかにも同系色である緑と黄緑の組み合わせや、隣同士の緑と黄色の組み合わせも色相の相性がよいでしょう。
イベントのイメージにあった緑を選ぶ
クラスTシャツは季節や体育祭に着用するハチマキの色など、イベントのイメージに合う緑を選びましょう。季節が夏場であればミントグリーンやアイスグリーンなど、薄い緑を選ぶと視覚的に涼しく見えるでしょう。
緑のクラスTシャツにおすすめのプリントカラー
緑のクラスTシャツにおすすめのプリントカラーはいくつかありますが、「緑×白」「緑×黒」「緑×黄色」など合わせて5色をピックアップします。
緑×白
緑のクラスTシャツに白いプリント色の組み合わせは、緑が芽吹く季節4月や5月におすすめです。春のイベントといえば薄い色をイメージしがちですが、薄い緑に白のロゴは目立たなくなるおそれがあり、何が描かれているか判断しづらくなるかもしれません。白色のロゴやイラストを目立たせたいなら、緑のクラスTシャツは生地を濃い色にするのがコツです。
緑×黒
緑のクラスTシャツと黒いプリント色もよい組み合わせで、白とは異なり遠くから見ても目立ちやすいでしょう。ただし、黒のロゴは重たい印象があり薄い緑のTシャツと組み合わせると、ロゴが目立ち過ぎる可能性があります。彩度が高く原色に近い緑のTシャツ生地に、黒のプリントデザインの組み合わせなら、遠くから見てもちょうどよく見えるでしょう。
緑×黄色
緑のクラスTシャツと黄色のプリント色は、赤・黄・緑・青の順を丸で表した「色相環」では隣同士のグループです。色が隣同士の場合は相性がよくコーディネートしやすいといわれており、緑のTシャツと黄色のロゴはカラフルで目立ちます。黄色は太陽の光のように元気なイメージなため、Tシャツのデザインを派手にするとよいでしょう。
緑×ネイビー
緑のクラスTシャツとネイビーのプリント色も、黄色と同様に色相環では隣同士になります。隣同士のグループは色の相性はよいですが、緑とネイビーがお互いに濃いとデザインが見えにくいでしょう。そのため、緑のTシャツの色を薄くしたほうが、遠くから見ても目立ちやすくなるためおすすめです。
たとえば、ネイビーの色をそのまま活用するならば、Tシャツはアイスグリーンなどの青みがかった緑にすると、カラフルでおしゃれに見えやすいでしょう。余談ですがネイビーなどの青色系は冷静さを持つイメージがあります。
緑×ベージュ
緑のクラスTシャツとナチュラルな印象を持つベージュのプリント色は、落ち着きのある組み合わせといえるでしょう。ベージュはクリニックなど公共施設に用いられ、利用者が落ち着いて過ごせる空間を演出します。
緑のイメージである「平和」や「協調」と、ベージュの優しい色合いは勝負ごとに合わないかもしれません。しかし、文化祭など知的なイベントで着用すると、落ち着いたイメージを持ち好印象に映るでしょう。もし体育祭などの勝ち負けを決めるイベントで使用するならば、ベージュを使うとプリント色を濃くするとカジュアルな印象になります。
緑のクラスTシャツの生地の素材と種類
緑のクラスTシャツの生地の素材と種類について、「コットン素材」「ポリエステル素材」など全部で4種類を紹介します。生地の素材や特徴のほかに発色についても解説しますから、ぜひこの記事を参考に生地を選んでみてください。
コットン素材
コットン素材とは綿を糸状に紡いだ天然素材のことで、汗を吸収しやすく涼しく快適に着用できるのが特徴です。汗などの水分を吸収しやすい反面乾きにくい欠点はありますが、着心地がよいためクラスTシャツで一般的に採用されている素材です。綿は染色をしても染まりやすく発色がよいため、遠くから見ても緑色が綺麗に見えるでしょう。
ポリエステル(化繊)素材
ポリエステル素材とはペットボトルなど、石油製でできている化繊素材のことです。生地は丈夫で着心地は少しごわつく感覚がありますが、すぐ乾くためスポーツウェアでよく使用されています。
化繊素材は非常に細かい分子構造のため、綿とは異なり染まりにくいのが特徴です。ポリエステル素材に対応した塗料はあるものの、プリントした部分が変色することがあります。熱をかけると繊維の内面に閉じ込めた塗料が、表面に移動する「昇華移染(しょうかいせん)」が起こります。
混合素材
混合素材とは、たとえば天然素材と化繊素材の組み合わせなどのように、2種類の素材を組み合わせたものを指します。綿と化繊素材の組み合わせはそれぞれの長所でもある汗の吸収に優れ、天然の綿より乾きやすいためクラスTシャツで広く使われています。
綿は染まりやすいですが化繊素材は染まりにくいため、少し筋の入った仕上がりになるのが特徴です。
メッシュ生地
メッシュ生地とは生地の裏面にメッシュ素材を使っているもののことで、スポーツウェアで使用されています。メッシュ状の細かい隙間が涼しい着心地なのが特徴で、通気がよいため蒸れにくいでしょう。通気がよい一方でメッシュの隙間が広く水分を吸収しにくいのが欠点ですが、生地の伸びがよく体にフィットしやすいため、クラスTシャツにも採用されています。
例外で同じメッシュ生地でもドライメッシュなど、吸水と速乾性に優れている生地もあります。メッシュ生地はポリエステルなどの合成繊維と同じく、染まりにくい特徴がありますが
専用の染料を使って染色しています。
緑のクラスTシャツのデザイン例を紹介
実際に納品したクラスTシャツをデザイン例として紹介し、各Tシャツのデザインについてポイントも解説します。
緑×アイボリーベージュで落ち着いた印象に
緑の生地にロゴをアイボリーベージュのプリントで仕上げたクラスTシャツは、派手すぎず落ち着いた印象に仕上がっています。生地の色が爽やかなグリーンにプラスして、プリント色も白に近いベージュのため、涼しげな印象は夏場のイベントにもピッタリです。
爽やかなグリーンもおすすめ
アイスグリーンなどの青みが混じった緑色のクラスTシャツは、グリーンの中間色とブルーの寒色が相まって、爽やかで涼しげな印象を与えるでしょう。アイスグリーンやミントグリーンなどの薄い緑色は、女性的かつ柔らかい印象を周囲に与えます。プリント色は白などの薄い色であれば主張しすぎず穏やかに見えるため、女子力がアップするTシャツといっても過言ではありません。
大きめなプリントとも好相性
緑色のクラスTシャツは大きめなプリントとも好相性で、プリント範囲が広くてもほかの色とくらべて、デザインがほどよい目立ち具合に仕上がります。もちろんプリントの色との相性にもよりますが、緑の中間色を活用した主張しすぎないデザインが、ちょうどよい仕上がりになります。
まとめ
緑のクラスTシャツは目立ちすぎず穏やかなイメージを与えますが、緑色も薄い色から濃い色までさまざまあります。上手に生地を選んでセンスのよいTシャツにすれば、ほかの色にも負けないくらいに目立つでしょう。